岸本温泉 ゆうあいパル

温泉
岸本温泉ゆうあいパル

 今回ご紹介する温泉は鳥取県西伯郡さいはくぐん伯耆町ほうきちょうにある岸本きしもと温泉です。日帰り入浴施設の愛称は“ゆうあいパル”。

施設全景

 伯耆町は“平成の大合併”で旧・岸本町と旧・溝口みぞぐち町の二つの町が合わさって誕生した比較的歴史の浅い地方自治体で、岸本温泉はその名前から分かる通り、旧・岸本町内の大殿おおとの地区に所在します。日帰り温泉施設は実際には伯耆町社会福祉協議会も入居している町の施設、岸本保健福祉センターの一部を成しています。

https://maps.app.goo.gl/Rg5MFfu2bVcgKCvGA

町民の湯

 事実上の町営温泉ですから、当然その目的は町民に対する福利厚生になります。そのため、伯耆町民の高齢者や身体障害者、要介護者は利用料金の割引を受けられます。

岸本温泉ゆうあい・パル | 鳥取県伯耆町観光サイト
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 無料駐車場を備えた建物は大きく手前側と奥側との二つに分かれており、入り口を入ってすぐの手前側には前述の伯耆町社会福祉協議会の事務局やフィットネス施設であるスタジオ・パルがあります。そして、両側がガラスになった通路を通った先にある奥側の建物が日帰り温泉施設、ゆうあいパルとなります。

フィットネス & スタジオ パル
ゆうあいパル 入り口

 ちなみに、入り口右手の中庭には無料で利用可能な足湯があります。残念ながら、雪が積もることがある冬季は利用できない期間があるようですが。

足湯。そら吹きっさらしな上に雪がこんだけありゃあ利用できなくてもしゃーない。

利用料金

 利用料金は大人一人 520 円です( 2025 年 2 月現在)。前述の通り、伯耆町民の高齢者や身体障害者、要介護者は割引を受けられます。

 また、施設内には温水プール(水着とスイミング・キャップの着用が必要です)もあり、そちらを合わせて利用する場合にはその分余分に利用料金が必要になります(大人 630 円)

 更に回数券もあり、そちらだと 12 枚綴りで 5,200 円と割安になります。

 入り口を入って靴を左手にある下足ロッカーに預けると、すぐ横に券売機があるので、そこで利用料金を支払います。隣の受付で係の人に券売機から出てきたチケットと下足ロッカーの鍵を預けると、脱衣場ロッカーの鍵を渡してもらえるシステムになっています。帰りに脱衣場ロッカーの鍵と引き換えに下足ロッカーの鍵を受け取るのを忘れないように(わたしは忘れかけて、受付の人に呼び止められましたw )

浴槽

 男女別に分かれた大浴場には内湯の他、露天風呂、サウナ、水風呂があります。また、露天風呂には肩とか背中とかに集中的にお湯を浴びられる うたせ湯設備が設置されています。

 今どきの温泉施設ですから内湯、露天風呂ともにオーバーフロー式になっているのはもちろん、サウナには交換式のサウナマットが置かれており、上がり湯用のかけ湯まで備えられています。ノズルを三つくらい備えていて、全身いっぺんに湯を浴びられるシャワー設備もあったな。今回、温水プールは利用しなかったので、そちらの詳細は不明。

 因みに、わたしが訪れた日はちょうど鳥取県内に大雪の警報が出ていて、露天風呂に肩まで浸かっていたら上空から雪がちらちら降ってくるという風情のある感じになってました。

 ……って、こらこら。せっかくおじさんが「風情がある」っつってんだから、雪玉を投げ合ったり、お湯をかけ合ったりしてキャーキャー騒ぐんじゃないよ、小学生男子。そこの浅いところでじーさんも湯に浸かりながら半分寝てる状態になってるでしょーが! (怒)

他施設

 テレビとソファ、飲み物の自動販売機が置かれたロビーの他、畳敷きのお座敷やマッサージチェアーの置かれた休憩室はありますが、残念ながら食事を取れるレストランなどは設けられていません。

休憩スペースのお座敷
マッサージチェア

 どうしても食事が取りたい場合は旧国道の県道まで出ると近くに出雲そばの店があるので、そちらまで。鳥取県西部に四店舗展開している人気店なので、ハズレなしのお勧め店です。

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