津黒高原温泉

温泉
津黒高原温泉

 今回ご紹介するのは岡山県真庭まにわ蒜山ひるぜんにある津黒つぐろ高原温泉です。岡山県の北辺に当たる真庭市の更に北側、鳥取県の南辺に接する地域は蒜山と呼ばれています。この辺りにはあちこちに温泉が湧き出ており、蒜山地域だけでも複数の温泉地があります。今回取り上げる津黒高原温泉はその蒜山地域の温泉の中でもやや東寄りに位置します。鳥取県の日本海沿い、北栄町から中国山地を縦断して広島県福山市へと至る国道 313 号線がやはり蒜山地域を縦断しており、そこから分岐して数キロ山を登った先に津黒高原温泉はあります。

https://maps.app.goo.gl/CYi4nudi4PiCT9fP9

高原リゾート

 津黒高原と名付けられた山の上には日帰り温泉の他、宿泊の機能を備えた津黒高原荘という施設がありますが、周辺にはオートキャンプ場やテニスコート、野球場、温水プールなどもあります。冬になると、スキー場まで開設されるようです。高原と名乗っていますが、実際は山の上を切り開いて半ば無理矢理に平地を造成している感があります(汗)

蒜山なごみの温泉 津黒高原荘・公式ページ
大自然を満喫できる公共の宿!温泉!スキー場!キャンプ場!スポーツ施設!渓流釣り!カブトムシ採り!合宿!ここには大自然を体感できるサービス・施設がたくさんあります。蒜山高原より車で25分、湯原温泉より車で15分に位置し、大山、蒜山、日本海を望...

施設の様子

 国道 313 号線を逸れて山の上へと登っていくと、手前に野球場やテニスコート、温水プールなどがあります。そこから更にくねくね道を奥へと進むと左手がオートサイト / フリーサイトに分かれたキャンプ場、右手が宿泊施設と日帰り温泉がある津黒高原荘になります。

津黒高原荘全景。広い駐車場があります。

 正面入り口を入ってロビーの受付で利用料金を支払い、エレベータもしくは階段で二階にある浴場に向かいます。この施設は入り口で靴を脱いでロッカーにしまうのではなく、浴室の脱衣場手前で靴を脱ぐことになります。

2F 浴場。ちなみに、男湯横のカゴに入れられているのはサウナ用のマット。

 二階の浴場には男女別の大浴場のほか、身体障害者の入浴にも対応した家族風呂がありました。

入浴料金

 日帰り入浴の利用料金は大人一人 600 円でした( 2025 年 7 月現在)。

 受付のおばch……お姉さんの口ぶりだと、地元・真庭市民に対しては割引制度がありそうな感じでした。

浴槽

 男女別の大浴場は結構広いのですが、残念ながら外湯の露天風呂はありません。大小二つの内湯浴槽とサウナのみとなります。サウナの出入り口横に猫足型の洋風浴槽が床置きされていて、水風呂になっています。サウナはサウナストーンに水をかけて熱蒸気を発生させるロウリュ式ではなく、ヒーターで加熱するタイプのようです。

 内湯浴槽は結構広く、すぐそばの壁一面がはめ殺しの大きなガラス窓になっているので、湯に浸かりながら雄大な蒜山の山々や豊かな緑の景色を堪能ことができます。浴槽の壁面にはバブルジェットを噴き出す機構もあります。また、サッシで区切られた小さい方の浴槽はすぐそばのサッシ窓を大きく開くことができ、露天ではないものの外気を大きく取り込むことができるようになっています。浴槽のそばに椅子が置いてあるので、そこで座ってくつろげば、事実上の外気浴を愉しむことができます。

 シャワーとカランを備えた洗い場が五つ六つありましたから、この辺も必要充分だと思います。シャンプー、コンディショナー、ボディソープが装填されたボトルも完備しています。

 お湯は透明な単純泉で、薪ボイラーを使って加熱している、とのこと。燃料が薪って辺りがキャンプ場併設の施設っぽいですね。温泉の泉質は三朝温泉が近いせいか、ラジウム系温泉の効能もあるらしいです。

掲示されていた温泉効能書

他設備

 2F の大浴場入り口横には飲料の自動販売機が複数設置されていたので、風呂上がりに冷たいドリンクを楽しむことができます。ビールの自販機もありましたが……バイクで来ていたので、我慢我慢……。

ビールの自販機とおなじみサントリー系の飲料自販機

 休憩するためのソファが複数設置されていましたし、何なら自販機の陰のところから畳敷きの和室に入って、寝っ転がって休憩することもできそうでした。

オマケ

 ちなみに、流石は緑豊かな山の上、建物入り口の軒下に蜂が巣を作り始めていました。

ただ今新築中

 油断していると刺されることになりますので、自然豊かな場所に出かける際には十分にご注意ください。

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