今回紹介するのは鳥取県倉吉市関金町にある関金温泉です。
アレではありません
鳥取県中部に存在する温泉と言えば、全国的に有名なのは鳥取県東伯郡三朝町にある三朝温泉でしょう。ラジウムを含むラジウム泉質の温泉として、その名は広く知られています。
しかし、鳥取県中部に存在する温泉は三朝だけではありません。他にも東郷や羽合など複数の天然温泉が湧き出しており、中国地方の最高峰、大山の南東側の裾野にある関金温泉もその一つです。三朝と同じラジウム泉質の温泉は開湯以来既に三百年と結構歴史が古く、別名は「白金の湯」だとか。数軒の温泉宿の他、「いや、こりゃ鄙び過ぎてて地元民しか来ねえだろ」という「関の湯共同浴場」とかもあったりもしますが、一般の観光客が利用しやすい日帰り温泉施設は「せきがね湯命館」だと思います。
大関・琴櫻
今、鳥取県中部で一番熱い話題は大相撲の琴櫻関です。鳥取県倉吉市は第 53 代横綱・琴櫻関の出身地で、現在の大関・琴櫻関(本人は千葉県出身)は先代琴櫻関の孫に当たるのです。そのため、彼が佐渡が嶽部屋に入門したときから鳥取県中部では後援会が活発に活動していて、横綱を狙う位置につけた昨今はそらもう大盛り上がり。こんな感じであちこちにスタンドポップがあるのでした。
利用料金
大人ひとりが 820 円でした。回数券チケットをまとめ買いすると、割安になる模様。
受付でサウナを利用する旨を告げると、サウナ風呂内でお尻の下に敷くサウナマットを無料で貸し出すサービスがあるようでした。
浴場広過ぎ問題
「せきがね湯命館」の大浴場は「岩風呂」、「木風呂」の二つがあり、定期的に交互に男風呂と女風呂とに割り当てられているようです。
今回は「岩風呂」を見てきたのですが、ここの大浴場はマジでバカ広いです。階段状になったフロアには、上から順に
- バブルジェットを備えたぬるま湯の「大風呂」
- 他より湯温が高い「あったまり湯」
- 寝たままお湯に浸かれる「寝湯」
- 頭上から湯が降る「うたせ湯」
- 定番の「サウナ風呂」
- サウナがあれば当然ある「水風呂」
- 建物の外に設けられた「露天風呂」
と、複数の浴槽があります。洗い場の蛇口も十か所以上あるし。露天風呂のそばにはサウナ後の外気浴用にリラックスチェアまであります。色んな入浴が楽しめること間違いなし。浴槽はどれも掛け流しのオーバーフロー形式になっているので、お湯の表面に垢が浮いていることもなく、清潔です。
他施設
隣接して多目的の交流ホールや会議室、囲炉裏コーナー w などを備えた倉吉市関金都市交流センターが併設されています。わたしが訪れたときはここで何かのイベントをやっていたらしく、二か所ある駐車場が満車に近くなっていました。
また、食堂「白銀食堂」で食事を取ったり、整体コーナーで温まった身体を揉んでもらうこともできるみたい。
因みに
ロビーの琴櫻関スタンドポップのすぐそばにはこんな謎のオブジェクトがありました。倉吉市にはデフォルメフィギュア「ねんどろいど」を生産するグッドスマイルカンパニーの工場があり、ヲタク向けコンテンツに寛容な雰囲気があります。そのため、どう見ても腐女子の方々向けと判断できるこんなスタンドポップが並んでいたりするのです。これはどうやら倉吉八犬伝というオリジナル企画のキャラらしい。いや、年末が近いからって、何でこんなものまでクリスマスデコレーションされてんだよw
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