今回ご紹介するのは鳥取県西部、米子市にある温泉リゾート、「日帰り温泉オーシャン」です。
山陰地方最大の温泉地
鳥取県と島根県にまたがる山陰地方最大規模の温泉地が鳥取県西部、米子市にある皆生温泉です。山陰地方には全国に名だたる有名な温泉が三朝、玉造、有福など数多くありますが、何故にそれほど名を知られていない皆生温泉が“最大規模”と断言できるのでしょうか?
ちゃんと根拠があります。それは温泉地の華、ソープランドの店舗数です!! ちょいとググれば分かりますが、玉造温泉に一軒しかないのに対して、皆生温泉では六軒もの店舗が営業しているのです(2024年12月現在) いやァ、これは誰がどう見ても最大規模だなァ(視線を逸らしつつ)
まあ下世話な話は置いておくにしても(置くんかい!)、皆生温泉には日帰り温泉施設だって複数の施設が営業しています。そのうちの一つが「日帰り温泉オーシャン」です。
他の日帰り温泉施設は追って報告の予定なので、震えて待て!! ((;゜д゜)ガクガクブルブル
南国リゾート
建物の外観から分かるように、この施設のテーマは「南国リゾート」です。雰囲気がバリ島とかその辺りっぺぇ~。館内にはタイ式のマッサージコーナーがあったりします。
もっとも、視線を転じるとすぐそばの海岸線で凍える波頭が砕ける、鉛色をした冬の日本海( BGM : ド演歌)が広がったりしているのですが(爆)
利用料金
利用料金は大人ひとり 1,480 円(料金後払い)です。会員登録すればお安くなる他、十人以上で利用れば団体割引料金、家族などで利用できるプライベートスパ(いわゆる家族風呂)の別設定料金もあります。
随分と高い価格設定に見えますが、これは色々なサービスがまとめてセットになっているので、全体としては妥当だと思います。
入館して履き物を納めた下駄箱ロッカーの鍵を受付のお姉さん(南国風のかりゆしウェア着用)に渡すと、更衣室のロッカー鍵と一緒に専用の手提げバッグを手渡されます。「入泉袋」というそのバッグにはハンドタオルと大判サイズのバスタオルの他、専用の館内着上下が納められています。これらのレンタル料金も全て利用料金に含まれているのです。
また、浴室で借りられる垢すり用のナイロンタオルや髭剃り時のシェービングフォームなども別途料金が発生したりしません。後述する休憩スペースの各種設備も追加料金なしで利用できます。基本的に、替えの下着以外は手ぶらでふらりと訪れても困ることはありません。
施設充実の大浴場
大浴場は一階の岩風呂と二階の海風呂とに分かれています。定期的に男女のお風呂をそれぞれに入れ替えて利用するスタイルですね。今回、わたしは二階の海風呂の方を利用しました。両方とも基本的な設備は共通で、内湯は比較的湯温が低い「ぬる湯」と高温の「あつ湯」(電気刺激のある電気風呂区画もあり)の二つに打たせ湯、それにサウナ用の水風呂があります。更にサウナ風呂も低温のミストサウナと高温サウナの二つが併設され、屋根が素通しになった露天風呂であつ湯と水風呂の二つが利用可能です。露天風呂には本当は他に円形のジャグジーもあったのですが、わたしの訪問時にはお湯が抜かれていて、利用不可でした。まあ、今にも雪が降り出しそうな冷たい雨が降る気候で、サウナ後に外気浴するリラックスチェアとか利用する気すら起こらない極寒でしたから、仕方ないですね。
因みに、浴槽はどれも掛け流しのオーバーフロー方式。湯面に垢がびっしり浮いている、なんてことはありませんでした。
それと、皆生温泉は源泉が海の中に湧く食塩泉なので、放っておくと風呂上がりの肌に塩分が析出してしまうことになります。上がり湯として真水のかけ湯で髪や身体を洗い流しておくことをお勧めします。
……ネカフェかな?
お風呂でしっかり温まった後はゆったりデザインの館内着に着替えて、休憩コーナーで冷たいドリンクを飲みながら、休憩します。前述の通り、タイ式のマッサージを施術してくれるコーナーを利用してもいいのですが、ここオーシャンでは他にも休憩用の設備が充実しています。
ごろごろ寝ていられるお座敷や、ずらりと並んだリラックスチェアはもちろん、壁際には大きな本棚が設置されていて、置いてあるマンガが読み放題です。
デスクトップの PC が置いてあって、ネットサーフィン(死語)もやり放題。ただし、こういう施設を利用するときのリテラシーとして、プライバシーやセキュリティには注意してくださいね。
これで飲み放題のドリンクバーがあったら、完全にネットカフェです。(残念ながら、ドリンク類は自動販売機での有料サービス。ただし、電子決済可。サントリー系の自販機なので、マウンテンデューがあるぞ! (重要))
こんなサービスが全部込み込みで 1,480 円は充分安いと思います。
他施設
施設内には食堂もあり、食事もできるとのこと。入館受付時に渡される更衣室のロッカー番号を伝えれば、食事料金は退館時にまとめて精算になるらしい。最近あちこちで見かけるようになった配膳ロボットも居るらしいよ? (わたしは食事サービスは利用せず)
まとめ
ってなわけで、「日帰り温泉オーシャン」はただ単に「温泉に浸かって終わり」ではなく、「ついでにネカフェ並みの設備で、だらだらぐで~っと過ごしたい」という温泉プラスアルファなサービスを利用したい人にぴったりな施設なのでした。
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